こんにちは。
Sweet Flowers代表の小松郁子です。
東京はとても寒いのですが、皆さんが住んでいらっしゃるところはいかがでしょうか?
今回は、バターカップに関連したお話を。
自己価値が低いと感じている方に良く使われる、
バターカップのフラワーエッセンス。
その低さを埋め合わせようと名声や地位を追いかけたり、
ブランド物をとにかく身につける、身なりにやたらこだわる、
有名な人や地位の高い人と親しいことをアピールする、
といった行為にかられやすくなったり。
常に周囲の人と自分とを「どちらが上か?」と比べ続けたり、
結果人間関係で消耗してしまったり。
そうやって自分の価値を高めようと頑張ってみて、
思った通りの物を手に入れたはずなのに。
はずなのに・・・・幸せが感じられない。
これはバターカップのフラワーエッセンスが必要な状態のひとつです。
では、一体なぜ欲しいものを得たのに幸せに感じられないんでしょうか?
昨年の12月に、川崎市にある日本理化学工業株式会社さんに工場見学に行ってきました。
日本理化学工業株式会社
この会社はチョーク製造国内トップシェアの会社ですが、その全従業員81人中60人が知的障がい者(内27人が重度の障がい者)という会社です。 (平成28年6月現在)
昭和35年に二人の知的障がい者を雇用したことから始まった障がい者雇用ですが、現在会長職につく大山泰弘さんはある時期、
「会社に働きに来ることが本当に彼らにとって幸せなことなのか?
会社に来て、失敗してしかられたりするくらいなら、
ずっと施設にいて大切にケアされた方が幸せなのではないか?」
と悩んだ時期があったそうです。
その頃、ある会合で同席した禅師にそんなことを話してみたところ、「人間には4つの幸せがある」と教えて頂いたそうなんです。
『人に愛されること、
人にほめられること、
人の役にたつこと、
人から必要とされること、
の4つです。
施設にいることで最初の愛される幸せは得られるでしょう。
けれど働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのです』
実際に働いている彼らは、自分の仕事にとても誇りをもっていて、見学している私たちに「みて!これが私の仕事よ!」と堂々とそして誇らしげに見せてくれるのです。
その仕事はその方のできることによって様々です。
けれど他の人の仕事をねたむのでもなく、自分の場所があること、自分のするべき役割があることにとても喜びを感じています。
そして一生懸命です。
役に立ちたいと言う気持ちがとても強いのです。
私たちは幸せになりたいと願う時、1つめの愛されることだけでそれが叶うと思ってしまいます。
でもそれだけではないんですね。
そして、もしかしたら、
あなたは「自分のやっていることなんてつまらないことだ」
と思っているかもしれません。
けれど、それが今、
目の前にいるたったひとりの人の笑顔へとつながっていくのであれば。
それは十分に価値あることなのです。
なぜなら、目の前にいるその人の笑顔は、
あなたの「この人が笑顔になればいい」という思いに支えられたものだから。
その価値に、是非気がついてください。
誰かの役に立つこと。
それは、自己の存在価値を高めていくことにも繋がるのです。
~2018年1月25日配信のメルマガ記事より~